ミネラルウォーター、浄水器

日本人は軟水向き?

軟水  |

普段の生活で、何気なく使ってお世話になっている水にも、水質によって呼び名が分れています。その中で軟水とは、バランスの良いミネラルと、適度な硬度を持っているために、口当たりが柔らかく、誰にでも飲みやすいという特徴があります。日本人が昔から親しんで来た、緑茶をたしなむことに当っても、有機物、鉄やマンガンといったものが少ない軟水が適していて、緑茶の持ち味を活かした、美味しいお茶を入れることが出来ます。

自称「水の総合ソリューション企業」三菱レイヨン・クリンスイという企業は面白い活動をしているなあと思います。世界の30か国以上で水事業を展開するまさに水の会社ですが、その水の会社が原宿にカフェをオープンしたそうです。「mizucafe(ミズカフェ)」という水にこだわったフード・ドリンク、リラクゼーションなどを提供するカフェだそうです。提供する食事やドリンクは、使う食材ごとに最適な水を使用するというこだわりよう。もちろん、お冷はクリンスイの浄水、アルカリイオン水、炭酸入りの水から自由に選ぶことができる。こちらの会社は日本酒の蔵元と提携して大吟醸を作ってしまうほど色々な取り組みをしています。口コミの評価でも水が美味しくなったという口コミが多いので、それだけ圧倒的に高い浄水機能の浄水器ということでしょうね。

水にはそれぞれ硬度といったものがあり、その硬度を示すものとして、水一リットル中に含まれる、カルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量を、炭酸カルシウム濃度に換算したものとなっています。従って、軟水より硬度が高い水を中硬水と呼ばれ、それ以上の高さの硬度のある水を、硬水と呼んでいます。今の時代、何処にでも売られている、ペットボトルに入った水でさえ、それぞれ硬度の単位が表示されていて、その水が何であるか判別出来るようになっています。一般的に飲まれている水は、誰でも飲みやすくて、水を使った時にその味を邪魔しない、ソフトな口当たりの軟水が喜ばれて使われています。どの硬度の水も、場合によっては使用目的が変わってきて、それ相応の用途で使われています。

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